「あなたの優しさと温かさを伝える接遇の心 倉リハの接遇レシピ」 を発刊しました。
医療人に必要な接遇の心がギッシリ詰っています!

この度、「あなたの優しさと温かさを伝える接遇の心 倉リハの接遇レシピ」と題します小冊子を発刊いたしました。「レシピ」という言葉は、ラテン語のrecipeに由来しており、元々は医師から薬剤師への薬の処方箋(今でもRpとして残っています)という意味ですが、今では一般に料理用語として使用されています。一方で、あることをするための秘訣・秘法・秘伝という意味もあり、ここではその意味でレシピという言葉を表題として使いました。
この「倉リハの接遇レシピ」の中には、私がこれまで、私達が身を置く医療界における接遇について、考えてきたこと、気がついたこと、実践してきたこと、などなど、私の接遇に関する想いを分かりやすく書き記したものです。
私はかねがね、組織の安定と発展のための最大の要因は人財であり、さらにそれに加えて3本の柱が必須であると思ってきました。その3本の柱とは、「実績」「安全」「接遇」です。医療人はとかく実績に目が向きがちですが、私は、安全と接遇はもはや医療そのものであると位置づけています。
1本目の柱の実績には、治療・経営・学術・地域貢献の四つの要素が含まれます。この実績につきましては、現在倉リハでは、着々と成果を上げてきているように思います。
2本目の柱の安全については、一昨年の「発想の転換」から患者さんの安全を守ろうという提案以来、その意識がかなり高まってきていると実感しています。この「発想の転換から患者安全を考える」という倉リハの取り組みは、最近、日本医療機能評価機構や日本医療マネジメント学会から評価され投稿依頼が来るなど、次第に注目を集めてきています。患者安全は医療人の最も大切な基本的責務であることを再度認識いたしましょう。
そして3本目の柱の接遇は、良きにつけ悪しきにつけ、患者さんやご家族が医療人を最も敏感に感じるところではないでしょうか。だからこそ逆に、この接遇には私達医療人の方が最も敏感にならなければいけないのではないかと思います。自分自身の評価、組織の評価を、上げるも落とすもまさにこの接遇次第です。ではどうしたら患者さんやご家族からご満足を頂ける接遇が提供できるのでしょうか。その答えはこの「倉リハの接遇レシピ」の中に詰っています。お読み頂きますとその答えーあなた自身の接遇ーを見つけることができるでしょう。またこのレシピには、職場環境の改善におけるこれまでの「5S」活動から一歩進んだ「secret 5S」なる新しい活動概念を提唱しています。「Secret 5S」活動により一層の職場環境改善を進めて頂きたいと思います。では「secret 5S」とは・・・。
そしてお読み頂きますとお分かりになりますが、書いていることは決して難しい内容ではありません。むしろ当たり前のことばかりと言っても良い内容かと思います。問題はその当たり前のことを認識して実践するかどうかです。
ぜひお読み頂きまして接遇に対する私の想いを汲んで頂き、それを患者さんやご家族に実践して頂ければと思います。 そして、倉リハならではの質の高い接遇―あなたの優しさと温かさーを患者さんとご家族にお届けいたしましょう。


接遇の心が一杯に詰ったレシピです!