栄養管理科
栄養管理科
2024年現在、病院管理栄養士と給食委託会社の管理栄養士、調理師で構成しています。
管理栄養士は各階に専任管理栄養士として配置され、日々多職種と連携を図りながらリハビリテーション病棟内で「チーム倉リハ」の一員として日々、患者さんの栄養管理をしています。当院では入院された患者さん一人ひとりにチーム(医師、看護師、セラピスト、管理栄養士、薬剤師、MSW)で入院時評価をしています。
そのため、早期段階から情報共有ができ、より患者さんに適した栄養管理及び栄養評価の介入に繫げています。
このほか、リハビリテーションカンファレンスで、患者さんのリハビリの状況や経過を情報共有できるため、患者さんに適した栄養必要量や食事形態で提供し、退院時には、安心してお食事面が対応できる様、治療食や嚥下食への栄養指導も行っています。お食事の形態については、「嚥下調整食学会分類2021」に準じ、栄養基準に基づき嚥下状態に適したお食事の形態で提供できる様、嚥下食(0j~4)のお食事を用意しています。
常食の選択メニューについて
当院では、入院中のお食事を楽しんでいただくために、常食の方のみですが選択メニューを取り入れています。
月~金の朝食と昼食が選択でき、1食あたり55円の実費負担をお願いします。(祝日は対応しておりません)
行事食について
月に1回を目安に行事食を行っています。
開院記念日や七夕、節分、クリスマスなどの行事食を通して、季節感が味わえ、日常とは異なる特別な料理を楽しむことで精神的な豊かさや楽しみが得られるよう工夫しております。
嚥下調整食について
摂食嚥下障害のある患者様に関しては、「学会分類2021」に準じたお食事を提供しております。
※横にスクロールしてご確認ください。
コード 【I-8項】 |
名称 | 形態 | 目的・特色 | 主食の例 | 必要な咀嚼能力 【I-10項】 |
他の分類との対応 【I-7項】 |
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0 | j | 嚥下訓練 食品0j |
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(若干の送り込み能力) | 嚥下食ピラミッドL0 えん下困難者用食品許可基準Ⅰ |
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t | 嚥下訓練 食品0t |
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(若干の送り込み能力) | 嚥下食ピラミッドL3の一部 (とろみ水) |
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1 | j | 嚥下 調整食1j |
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おもゆゼリー、ミキサー粥のゼリーなど | (若干の食塊保持と送り込み能力) | 嚥下食ピラミッドL1・L2 えん下困難者用食品許可基準Ⅱ UDF区分 かまなくてよい(ゼリー状) ※UDF:ユニバーサルデザインフード |
2 | 1 | 嚥下 調整食 2-1 |
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粒がなく、付着性の低いペースト状のおもゆや粥 | (下顎と舌の運動による食塊形成能力および食塊保持能力) | 嚥下食ピラミッドL3 えん下困難者用食品許可基準Ⅲ UDF区分 かまなくてよい |
2 | 嚥下 調整食 2-2 |
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やや不均質(粒がある)でもやわらかく、離水もなく付着性も低い粥類 | (下顎と舌の運動による食塊形成能力および食塊保持能力) | 嚥下食ピラミッドL3 えん下困難者用食品許可基準Ⅲ UDF区分 かまなくてよい |
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3 | 嚥下調整食3 |
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舌と口蓋間で押しつぶしが可能なもの。押しつぶしや送り込みの口腔操作を要し(あるいはそれらの機能を賦活し)、かつ誤嚥のリスク軽減に配慮がなされているもの | 離水に配慮した粥 など | 舌と口蓋間の押しつぶし能力以上 | 嚥下食ピラミッドL4 UDF区分 舌でつぶせる |
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4 | 嚥下調整食4 |
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軟飯、全粥 など | 上下の歯槽堤間の押しつぶし能力以上 | 嚥下食ピラミッドL4 UDF区分 舌でつぶせるおよび、UDF区間 歯ぐきでつぶせるおよび、UDF区間 容易にかめるの一部 |